ニュースな毎日

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「THEカラオケ★バトル」で、活躍した林部智史さん、24日メジャーデビュー決まる


新聞配達で稼ぎながら音楽学校に通い、とうとう夢で

あった歌手デビューを果たそうとしている人間がいる。


27才の林部さんは、24日に、シングル「あいたい」を

発表し、夢への一歩を踏み出す。

 

デビュー前ライブが東京、

丸ノ内の東京国際フォーラムCで行われたが、まだ

デビューしていないにもかかわらず、1500席ある座席を

満杯にしてしまった。

 

6才前後の子供たちから、80代の

年配のファンが一同に会したその光景は、ポップス界の

ここ数十年の常識では考えられない光景であった。


圧倒的に美しい歌声が、林部さんの特徴だ。前述のライブの

ラスト直前に歌った「あいたい」は切なかった。


ピアノの伴奏による独唱は、聴く者を引き込んだ。流れるような

メロディーとともに流れる歌声。特にサビの部分は、「流行」と

いうものが存在した昔の感動があった。


ピアノの旋律が重く、暗く響く中、林部さんが歌い終えた時、観客の

感動の涙があった。


林部さんは過去、山形南高校に在籍し、バスケットで

インターハイに出場経験もある。しかし、その後、

通っていた地元の学校を病気になり辞める事となった。

 

3ヶ月もの間、引きこもった生活となった。
そこで、同じ病気の経験をもつ姉からアドバイスをうけ、

沖縄で療養生活をおくった。


回復してからは、日本各地を渡り歩きながら働いた。23才の

とき、心にあった幼い頃からの夢のために動き出した。夢とは

「小さい頃からの夢だった歌手になる」こと。


林部さんはEXILEのATSUSHIらを輩出している

ESPミュージカルアカデミーに通うことにし、そこの新聞奨学生制度を

使った。


卒業するまでの二年は、早朝2時に起きるという生活だったが、

首席で卒業できた。


林部さんは「どんな時、場合においても、絶対にやらなければ

ならない事がある生活で、1日24時間という決まった時間の中の

過ごし方を濃密にした。夢に必ず挑戦したいという気持ちをその

時間が強くしてくれた」と。

 

音楽学校卒業後、テレビ東京の「THEカラオケ★バトル」に挑戦し、

番組始まって以来初めての100点満点を記録し、昨年年間王者に

輝いた。彼がテレビにでる時間になると、視聴率が15%になるなど、

すっかり日本のお茶の間に欠かせない存在となっていった。


彼が目標に掲げるのは、NHK紅白歌合戦

「胸をはって故郷に帰るため」だ。


テレビの番組で放送された彼の歌声は、うったえかけるものが強く、

柔らかな美しさがあった。