イチローと松山英樹が初めて顔を会わせる。
プロゴルファーの松山英樹選手とマーリンズに籍を置く、
イチローが、フロリダにあるジュピターのキャンプで
初めて合った。
イチローが練習場からクラブハウスへの通路を歩いて
いた。荷物を持って、約二時間半の練習を終えた帰り道、
イチローは笑みをこぼした。
フロリダ州ドラルで、3月3日から開催される、キャラデック選手権
に出る予定の松山が、イチローのキャンプ地を訪ねた
のだった。たった5分くらいの対面だったが、二人は楽しそうに
握手をして、会話を交わした。
イチローは練習後、メーン球場で催された恒例のチームのサイン会
にもでた。人気は頭一つ出ていて、長い列となったファンのために、
サインをしていた。
この日、イチローは、交流のある、ダウンタウンの浜田からもらった、
直筆のTシャツを着用して球場へ来た。浜田からのTシャツ第6弾は、
過去5枚のTシャツと同じく、イチローとおぼしき打者のイラスト。
しかし、共に書かれた言葉は、「ケガなんか対したことないし」
だった。
イチローは、メジャー15年間で体のケガによる長期休養はなかった
ものの、2009年に、胃潰瘍になり、故障者リストに入った事がある。
サイン会が終わった後、他の選手が帰路につくなか、イチローは
Tシャツと、短いズボンに着替えて、コンテナ型のジムへ行った。
毎日の習慣になっている、初動負荷理論を基礎にした、特別な機械で、
トレーニングをしたのだ。毎日の少しずつの積み重ねが、ケガをしない
強い体を作り上げているのだ。
イチローのトレーニングの凄さは知ってはいるが、これからも、1日
でも長く、野球を我々にも楽しませてほしい。